バイオリンベースの魅力に迫る!ルックス・音・重さ全て伝えます♪
バイオリンベースとは、そのルックス・形状がバイオリンに似ていたことから名付けられました。1950年代に誕生してからバイオリンベースが衰えることなく人気なのは、イギリスのロックバンドThe Beatles(ビートルズ)のポールマッカートニー氏がデビューから現在まで愛用しているからである。ベースといえばFenderのJazzBassやMusicManのStingsRayを使用するアーティストの方が断然多いですが、今回は少しマニアックなバイオリンベースの魅力に迫っていきます。
バイオリンに似ているからバイオリンベース
The Beatles(ビートルズ)のポールマッカートニー氏が愛用していることで有名なバイオリンベース。見た目の通り、バイオリンをモチーフした外見になっています。バイオリンベースで最も有名なブランドはhofner(ヘフナー)ですが、世界で最初に開発したのはGibson社でモデルは「EB-1」ですが、hofner社はこの「EB-1」を参考にバイオリンベースを開発しました。現在ではGibson社でバイオリンベースの製造はされておりませんが、バイオリンベースといえばhofnerと言われてます。また他に製造しているメーカーは存在しますが有名なところは下記になります。
- hofner(ヘフナー)
- greco(グレコ)
- epiphone(エピフォン)
- tony smith(トニースミス)
ホロウボディから奏でる独特のメロディ
バイオリンベースの特徴はホロウボディであること。ホロウボディとはボディの中が空洞作りになっている物を指します。箱物ベースなのでアンプに通さないで弾いてみると、音がボンボン響きます。
アンプを通した時の音の特徴は、ホロウボディのせいですが音の伸びが少し短く感じます。さらに他製品に比べて、そこまでズッシリした重低音にはなりません。ヘビーな楽曲にの演奏・音作りには向いていないです。バイオリンベースに向いているのは、それこそThe Beatlesが活躍していた頃のOld Rockや、音作りさえすればJ-POP楽曲にも合わせやすいと思います。
数あるベースの中でダントツに軽い!
そしてバイオリンベースを触った時に、まず感動するのは軽さでしょう。多くの方がベースを「重い」とイメージされますが、そこはホロウボディなので片に負担がかからない重さになっています。
- hofner平均重量:2~3kg
- Fender JazzBass平均重量:5~8kg
ベースに使われる木材・パーツによって重量が変わってきますが、下手したら3、4倍も重さが変わってきます。これには衝撃です。しかしバイオリンベースのボディは軽いですが、ネックの重さは他のベースと変わらないため、立って演奏するときは常にネックを手で支えておきましょう。油断するとネックから下に落ちるので注意してください。
バイオリンベースを買うならコレだ!
hofnerといえばバイオリンベースの最上位ブランドで値段が高いと思われますが、実は近年コストパフォーマンス重視のIgnition(イグニッション)モデルが販売されています。より多くの方にバイオリンベースを弾いてほしいという思いで作られた製品で、新品だと約5万円程度で購入できます。
その他のEpiphoneやgrecoもコストパフォーマンス重視のお手頃価格のモデルが製造しているので比較しながら決めてほしいと思います。
Hofner(へフナー) IGNITION BASS (Sunburst)
バイオリンベースの最高級ブランドhofnerのエントリーモデル。サンバースト以外に赤・青・黒が存在しています。高級バイオリンベースに比較して生音の響きが違ったり、若干の重さを感じますが、ヘッドに憧れの「hofner」が欲しいのであれば、間違いなく買いです!
Epiphone(エピフォン) Viola Bass VS
Epiphoneはギターブランドの最高峰Gibson社傘下にあり、ギター製造として有名です。本機はレトロでクラシカルなルックス。ピックガードを外しただけで、他機種とは違った味ある風貌をしています。元祖バイオリンベースはGibson社なので、その意志を引き継いだ本製品には妥協がない仕上がりに感じます。
Tony Smith (トニースミス) バイオリンベース VB-450
バイオリンベースを一番安く手に入れたいなら本機がオススメです。アンプやスタンド等が一緒に買えるセット販売もあるので、お得に手にすることが出来ます。
Tea Cupノブ
バイオリンベースといえばボリューム等に使われているノブが特徴的です。通称「Tea Cup」ノブと呼ばれています。hofnerの安価なベースには使用されていませんが、ノブ単体は数百円で売っているので、買ってすぐに付け替える方が多いんです♪
おわりに
今回はバイオリンベースに絞ってお伝えしました。バイオリンベースの歴史は長く、誕生してから60年経った今でも伝説のミュージシャンから若きガールズバンドのアーティストまで広い世代で使用されています。バイオリンベースにしか出せない美しい低音があるので、LIVE・レコーディング問わず持ち出してほしいです。