【種類別】カメラバッグ15選!お洒落・高機能なモノをピックアップ

【種類別】カメラバッグ15選!お洒落・高機能なモノをピックアップ

デジタルカメラが一般的に普及してから、写真はごく日常的なシーンで気軽に使える新しい文化の形を作っていると言えます。一方で、「レンズ沼」という言葉があるように、写真がこれまで以上に普及した反動で必要以上にハマってしまい、レンズをかき集めたり、何台もカメラを所有したりと、機材が膨れ上がってしまう傾向も増えてきました。

このように、一言で写真、と言っても、その染まりようは人それぞれ、多様な状況が生まれるようにもなりました。そこで今回は、そうした多様性に連動して生まれた苦悩、とも言える「カメラバッグ選び」についてフォーカスしてみようと思います。写真作家として27年の苦労をしてきた筆者がこれまで使ってきたバッグのご紹介も含め、「最適なカメラバッグ」という問題について検証してみたいと思います。

アイキャッチ出典:Amazon

カメラバッグの種類

ショルダーバッグ

 

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もっとも一般的なカメラバッグとして普及しています。代表的なメーカーには、アマチュアからプロまで広く支持されている「DOMKE」が挙げられます。新聞社の報道カメラマンだったジム・ドンケが、当時報道では一般的だった銀箱よりも軽く持ち運びやすいバッグを求めて、自宅で作ったのが始まり。日本でも80年代から90年代にかけて支持者が増え、報道機関のカメラマンがこぞってDOMKEを手にするようになりました。筆者もDOMKEを用途に合わせて2種類使用しています。

メッセンジャーバッグ

 

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近年、ファッションの分野でも人気が高いメッセンジャーバッグのカメラ仕様も普及してきました。有名な「TENBA」というアメリカのメーカーも、従来のプロ仕様の大型ショルダーバッグから、軽くて収納力が高く、デザイン的にもかっこいいショルダーバッグの開発に力を入れるようになってきました。

リュックサック

 

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登山などを趣味にする人にとっては救いのバッグが、両手が自由になるリュックサック型カメラバッグ。とにかく重い機材でも両肩に背負ってしまえば両手が自由になるだけでなく体への負担も軽くなることから、普段使いでも普及しています。最近ではスノボメーカーの「BURTON」が雪山での撮影のためにリュック型カメラバッグを発表し、話題になっています。筆者購入を検討しています。

ウエストバッグ

 

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ロバート・キャパという写真家の名前は、誰もが聞いたことがあるでしょう。そのキャパが創立した写真家集団「マグナム・フォト」の現役写真家の一人、デンマーク人のヤコブ・アウ=ソボルは、「カメラバッグを持たない」カメラマンとして有名です。ジャケットのポケットに小型カメラを数台、フィルム、などを突っ込んでカメラバッグ代わりにしています。では、夏場は? と思われるでしょう。そんな時に役立つのが、ウエストバッグです。

トップローディング

 

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一眼レフにレンズを装着したまま、上部からすっぽりと収納して機動性を最優先したのが、トップローディングバッグです。レンズは一本でいい、と割り切って使う際には、これ以上ない機動性で撮影に集中させてくれます。フィルムをしまうポケットすら排除しているので、まさに現代のデジタル一眼仕様と言えるでしょう。

トートバッグ

ファッションの世界でも歴史の深い定番バッグといえば、トートバッグ。蓋がないことから出し入れがしやすく、カメラバッグとしても登場しました。筆者もトートバッグが好きなので、これまでいくつものバッグを使用してきました。必ずしも「カメラバッグ」である必要はなく、保護性がしっかりしていれば、一般に販売されているバッグでも十分使用できることで人気を集めています。

定番といえばコレ!ショルダーバッグ3選

DOMKE(ドンケ) ドンケ ショルダーバッグ F-2

DOMKE(ドンケ) ドンケ ショルダーバッグ F-2

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冒頭でも紹介した、定番ショルダーバッグの代表メーカーといえばDOMKE。そのDOMKEでも特に人気なのが、ワックス加工されて撥水性が高く、天候に強い「F-2」型といえるでしょう。筆者も最近購入し、主にライカとレンズ数本、フィルムや露出計、そしてコンパクトデジカメなどを多く収納できるバッグとして愛用しています。ここではデジカメを中心にどんな機材がどれほど入るのかをご紹介しましょう。

▲DOMKE(ドンケ) F-2 収納例

画像出典:楽天

▲注目してほしいのは”驚異の収納力“!画像の持ち物はF-2に全て収納可能です。

画像出典:楽天

Manhattan Portage(マンハッタンポーテージ) Gracie Camera Bag

Manhattan Portage(マンハッタンポーテージ) Gracie Camera Bag

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ファッション性を重視されるなら、ニューヨークのメーカー、マンハッタン・ポーテージがオススメでしょう。

Manhattan Portage(マンハッタンポーテージ)

デザイン性に優れたニューヨークブランドとしての人気だけでなく、カメラバッグとしての機能性も重視しています。使用されている素材、「コーデュラ®」とは、ナイロンの約7倍もの耐久性に優れた繊維です。ミリタリーやアウトドアといった過酷なシーンでも採用されるほどの丈夫な素材で、日常生活でもバッグ類、シューズ、衣類など、様々な製品に採用されています。

MOUTH(マウス) バケットマウス

MOUTH(マウス)「バケットマウス」

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可愛いだけではなく、非常にタフ、という点で人気を集めているのが、バケットマウス。

気軽に持ち歩けるコンパクトでデザイン性が高いカメラバッグ。生地はしなやかで強度のあるものが使用され、底板も付いているので型くずれしにくくなっているのがカメラバッグとしても心強いですね。

付属のインナーケースも四角ではなく舟形をしているため、バッグの内側にぴったりとハマってバッグの形に影響しません。インナーケースの中の2枚の仕切り板はマジックテープを使った可動式なので、デジタル一眼レフでもミラーレスでもカメラ1台と交換レンズ2本、カメラと小物類など、カメラのサイズに合わせた収納が可能です。また収納も多く、特に蓋の外側はレンズキャップや予備のメディアを入れておくのにぴったりです。

▲画像はカモフラージュ柄。この可愛いバッグがカメラバッグとは見えませんね。表面にはスマホ等の小物を収納できるので、タウンユースにピッタリです。

根強い人気!リュックサック3選

イントロでお話ししたように、登山愛好家が、登頂などで写真撮影を行うためによく使われているリュックサック型カメラバッグ。両手が自由になるというコトで、昨今では日常のタウンユースを含め、様々なシーンで使われるようになりました。ここではカメラバッグとして有名なメーカーのものだけでなく、カメラメーカー以外が出している人気の商品をピックアップしてみます。

Lowepro(ロープロ) カメラリュック

Lowepro(ロープロ)「カメラ リュック」

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カメラバッグの中でも、リュック型といえば「Lowepro」が圧倒的に人気です。カメラバッグメーカーらしい使いやすさに、最近ではデザイン性も見直され、なお人気が高まっています。

▲このロゴも、きっとご存知の方が多いはず

▲大容量の機材を持ち運ぶには最適なスタイル

画像出典:ジョーシン

CHROME(クローム) NIKO Nylon Black

CHROME(クローム)「NIKO Nylon Black」

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ショルダーストラップを留めるバックルが特徴的なカメラバッグ。長さ調節が非常に簡単で、少し緩めてバッグ部分を前に持ってくると、バッグを降ろさなくてもカメラの出し入れを行うことができます。鞄の上部には持ち運びが楽になる持ち手が付いているほか、サイドには三脚を取り付けるためのかなりしっかりしたマジックテープも付いています。

生地には表裏にそれぞれ防水性・耐久性の高い素材が使用されており、下部には止水ジッパーが採用されているので、長時間雨に打たれても収納されている機材をしっかりと守ってくれます。

上段は見た目以上にたっぷり入り、単焦点のような小型レンズを付けた中型一眼レフカメラも収納することが可能。下段は、レンズを1~2本しか入れないのであれば、ストロボや予備バッテリー、メンテナンス用品などを入れておくことができます。

▲この収納力もリュックサック型ならでは!

画像出典:Amazon

BURTON(バートン) Focus Pack

BURTON(バートン)「Focus Pack」

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筆者が特にオススメしたいのが、最近見つけた、このBURTONのカメラバッグ。BURTONといえば、スノボ界のファッションアイコンにもなっている知る人ぞ知る有名なブランド。そのBURTONが30Lの収納力をもち、しかもかっこいいカメラバッグを発売! これは見逃せない! と筆者は飛びつきました。

▲一見シンプルですが、パソコンや小物も収納できるポケットがたくさん!

画像出典:楽天

▲収納力も十分。これをタウンユースで目立つのが筆者の狙い

画像出典:楽天

手軽お気軽にいくなら-ウエストバッグ3選

コンデジやミラーレスでお気軽に写真を楽しみたいから、持ち歩く機材もお手軽が一番! という方にオススメなのがウエストバッグ型カメラバッグ。というか、素材がしっかりしていれば、カメラ用じゃなくても十分使えるのがウエストバッグのいいところ。こんな商品ピックアップしてみました。

Parcferme(パルクフェルメ) 3Wayカメラバック

Parcferme(パルクフェルメ) 3Wayカメラバック

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ショルダー/メッセンジャー/ウエストバッグの3WAYで使えるおしゃれなカメラバッグ。8号帆布のナチュラルな風合いは性別を選ばず使用でき、アーシーな色使いで揃えられたカラーバリエーションも人気の秘密。

サイズは小型で、デジタル一眼レフカメラは小型なら標準レンズ付の本体+交換レンズ1本、中型~フルサイズならレンズ付本体のみ収納できます。荷室には可動式の仕切りが2枚付けられており、底面には厚手の緩衝材が敷かれています。この緩衝材も折り畳み可能で、カメラが不要なお出掛けでもスリムなバッグとして使用することができます。

小型のカメラバッグとしては珍しくレインカバーが付属しているところもポイント。カメラ収納部には蓋がないので、急なシャッターチャンスにも慌てる必要がありません。

CHROME(クローム) NIKO SLING

CHROME(クローム) NIKO SLING

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NIKO SLINGはコンパクトカメラやミラーレス一眼カメラの為に開発されたショルダーバックです。おなじみのクイックリリースバックルを搭載しているので、襷掛けやウェストでの着用ができます。簡単に調節できるストラップのおかげで素早くカメラを取り出す事も可能。ストリートや立ち入る事が難しい場所での撮影にも力を発揮します。

▲ロゴがかっこいい!!

画像出典:Amazon

▲スマートにカメラで遊ぶにはもってこいの収納力。

画像出典:Amazon

PORTER(ポーター) TANKER

PORTER(ポーター) TANKER

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おなじみのPORTERはその素材が丈夫で、デザインも機能的で使いやすいことから、カメラバッグとしても十分機能します。筆者もアシスタント時代からタンカーを使っており、その収納力と使いやすさに驚きました。長く使える必須アイテムと言えるでしょう。

決定的瞬間を逃さない!トップローディング3選

一眼レフをさっと取り出して、瞬間を逃さないカメラマンにもってこいのトップローディング。一眼とズームレンズ一本で十分、というシンプルなユーザーにももってこいのカメラバッグです。カメラを取り出しにくいのが難点のリュックタイプのサブバッグとしても有効です。

Lowepro(ロープロ) トップローダーズーム 45

Lowepro(ロープロ) トップローダーズーム 45

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リュックのサブに、という通り、リュック型カメラバッグメーカーの大御所、「Lowepro」が出しているトップローディングが高い評価を受けています。

▲一眼レフがこのようにすっぽり収まります。

画像出典:Amazon

HAKUBA(ハクバ) GW-PRO RED ズームバッグ プロ カメラバッグ

HAKUBA(ハクバ) GW-PRO RED ズームバッグ プロ カメラバッグ

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70-200mm f2.8望遠レンズを装着した大型一眼レフカメラに対応し、大きく開く天面開口部から素早く取り出し可能なズームバッグです。ウエストベルトを装着することで、バッグの揺れを抑えて大型カメラ持ち運び時の疲労を軽減します。フィルターやクリーニング用品などが収納できるファスナーポケットを両側面に、伸縮マチ付きポケットを正面に装備しています。

マンフロット ホルスター NEXTコレクション

マンフロット ホルスター NEXTコレクション

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三脚メーカーとして有名なイタリアのマンフロット社が出しているトップローディングバッグ。デザインと紅いロゴのマッチングが特徴的。

▲ミラーレス一眼にぴったりのサイズです。

かっこよく街を歩き、撮る!トートバッグ3選

トートバッグはちょっと趣向を変えてご紹介しましょう。カメラバッグとしてのトートバッグは以外と少ないものなのですが、トートバッグをカメラバッグに使っているカメラマンは以外と多いのです。つまり、その機能性から、カメラ用ではないトートバッグを、クッションなどを挟んでカメラバッグにしているのです。ここでは筆者の趣味で、持ち歩くのにかっこいいトートバッグメーカーのチョイスとしてご紹介しましょう。

GENTEN(ゲンテン) アマーノ トートバッグ

GENTEN(ゲンテン) アマーノ トートバッグ

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筆者が10年来愛用しているのが、GENTENという日本の職人手作り革バッグ専門店のバッグ。シンプルで質の良い革は、エイジングで使い込むほど味が出ます。

▲こんなおしゃれなカメラバッグ、ありませんよね?

画像出典:楽天

Hermes(エルメス) フールトゥ MM トート

Hermes(エルメス) フールトゥ MM トート

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見た目だけでは本当にエルメスのカメラバッグなのかと思われるかもしれません。社会現象にもなったエルメスのトートバッグの生地はこれ以上なく頑丈に作られています。一生物のカメラバッグとして使用できる質があります。

PORTER (ポーター) HEAT

PORTER (ポーター) HEAT

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先にもご紹介したPORTERで締めくくりましょう。PORTERの生地は丈夫で有名ですが、その中でもこの「HEAT」は男性的で大きくマチも広く、多様性があります。カメラバッグにもピッタリです。

米国で写真を学び、帰国後も個展や出版で活動中の詩人写真家。帰国から僅か2年後27歳で出版した初詩集「記憶の道端」でいきなり谷川俊太郎氏が帯文を提供し、2007年に出版した初写真集でも国際的詩人安彦志津枝女史とのコラボレーションを果たして業界を驚かせる。パリを拠点にも活動し、1ヶ月に渡る長期個展では展示作品が全て売れるなど人気を博し、2016年度の「サロン・ドートンヌ」では日本人で唯一審査に通過し、出展を実現。現在準備中の第2冊目の写真集「esperanza(仮)」では遂に谷川氏がオリジナルの詩を提供して、本格的なコラボレーションを実現させる。